CT搭載の医療コンテナ開発へ、新型コロナ対策で病院内の2次感染を防ぐ

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Sansei(横浜市都筑区、尚和直生社長、045・594・3851)は、コンピューター断層撮影装置(CT)を搭載した医療コンテナ(イメージ)を開発する。感染症対策システムを組み込み、新型コロナウイルス感染症の疑いのある患者の検査を想定する。コンテナでCT検査を行い、病院内の2次感染を防ぐ。キヤノンメディカルシステムズ(栃木県大田原市)のCTを搭載する。21年1月の発売を目指す。

Sanseiが展開する医療機器を積み込んだコンテナ「メディカルコンテナ・キューブ」にCTを搭載する。救護テントよりも設置が容易で衛生環境が優れる。必要な場所に移動して検査できるため、設営費用や時間を抑えられる。コンテナの長さは12メートル、幅は2・5メートル、高さは2・6メートル。CT室、放射線技師などが撮影作業を行う操作室、発電機を搭載した発電室の3室で構成する。

コンテナ内は気圧を変化させることで気流を制御し、内部の空気の拡散を防ぐ仕組み。高密度フィルターを通して内部の空気を排気する。ユニットの区切りにはウイルスや細菌を除去しやすい強化ガラスを採用した。オプションで遠隔読影システムの導入も可能。迅速な診断に対応する。

搭載するCTは、80列マルチスライス「アクイリオンライトニング/ヘリオスエディション」。コンパクトサイズながら、低被ばくで高画質な撮影ができのが特徴。コンテナに搭載するために振動に強い構造に改良した。

日刊工業新聞2020年11月30日

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