ニュースイッチ

紙幣を毎分1000枚除菌する装置、ウィルス感染リスク低下へ提案

日立オムロンターミナルソリューションズ(東京都品川区、八木鉄也社長、03・5719・5500)は、紙幣に付着した細菌やウイルスを高速で除菌・不活化する「紙幣除菌装置=写真」を12月に発売する。処理能力は毎分1000枚。紙幣を1枚ずつ両面に紫外線を照射する。価格は1台350万円前後。2020年度に国内外で1000台の販売を目指す。

日立オムロンの現金自動預払機(ATM)技術を活用した。愛知医科大学が実施した検証実験では、新型コロナウイルスと類似構造ウイルスの99%以上を不活化したことを確認した。銀行や大型商業施設など向けに提供し、紙幣を介したウイルス感染リスクの低下につなげる。

日刊工業新聞2020年11月23日

編集部のおすすめ