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米国発3Dデジタル試着室が日本初上陸!セブン&アイが試験導入

試着いらずの時代は訪れるか。オムニチャンネルと連携へ
米国発3Dデジタル試着室が日本初上陸!セブン&アイが試験導入

そごう横浜店などに導入した「ミアリティ」

 セブン&アイ・ホールディングス(HD)は全身をスキャンして体形に合う服を提案する装置「ミアリティ」を、そごう横浜店とイトーヨーカドー木場店に試験導入した。装置内に着衣のまま約10秒間入って体形を測定、店舗やECサイト上の服を勧める。11月1日に始めるオムニチャンネル「オムニセブン」とも連携。2016年にはタブレット式端末や携帯型スキャナーでより簡単に利用可能にする。

 衣料品のネット販売では返品理由の大半がサイズ違いで、「お客さま、企業の双方が持つサイズの悩みを、ミアリティで解決したい」(そごう・西武)とした。米企業が開発したシステムで、ショッピングモールなどに導入事例がある。
日刊工業新聞2015年10月26日 生活面
明豊
明豊 Ake Yutaka 取締役デジタルメディア事業担当
「ミアリティ」はユニークソリューションズデザイン社が開発、2009年から米国内で展開をスタートさせた。現在は「リーバイス」をはじめ、百貨店やモールで導入され、すでに利用者は10万人に超えるという。3Dデジタル試着サービスは、ユニークソリューションズデザイン以外にも複数社が競っている。

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