北東アジアの民間機需要、今後20年間で1450機。ボーイング予測

「まだまだ成長できる」(同社マーケティング担当バイス・プレジデント)

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ティンゼス氏
 ボーイングは10月21日、日本と韓国、台湾からなる北東アジア地域での民間航空機需要は、2034年までの20年間に機数ベースで1450機、金額ベースでは3100億ドル(約37兆2000億円)になると都内で発表した。

 内訳は、630機(43%)が737型機などの単通路(ナローボディー)機、320機(22%)が787など小型双通路(ワイドボディー)機、400機(28%)が777など中型双通路機で、747などの大型機は40機(3%)、三菱航空機のMRJなどリージョナル機が60機(4%)と予測。今後20年間で北東アジアに引き渡される機体は、34%にあたる490機が新造機で、66%の960機が既存機の代替需要と試算している。

 ボーイング民間航空機部門のマーケティング担当バイス・プレジデントのランディ・ティンゼス氏は、「北東アジアの航空市場は成熟期に入ったとはいえ、成長の余地がある」とし、「有償旅客の輸送距離を示すRPK(有償旅客キロ)は今後20年間で年率2.6%で成長する。方面別では中国や中東、南アジアが増える」との見方を示した。

 双通路機は全体の50%にあたる720機、金額ベースで71%の2200億ドルになると予測。単通路機は全体の43%にあたる630機、金額ベースで23%の700億ドルになると予測した。単通路機はおもにLCCに引き渡すとしている。

 北東アジアで運航している航空機のうち、双通路機は55%で世界最大の割合となっている。ティンゼス氏は、この割合が今後20年間でも大きく変化しないと予測し、「ここ3年で16の新規路線が開設されたのは、787など小型の双通路機を投入できたから」とした。

 ボーイングでは、20年間の新造機の市場規模を、機数ベースでは旅客機と貨物機を合わせて3万8000機、金額ベースでは5兆6000億ドルと予測している。

COMMENT

吉川忠行
Aviation Wire
編集長

ボーイングが日本を含む北東アジアの民間機需要の20年予測。毎年算出している予想です。737のような単通路機の比率が約4割で、787と777クラスも合計で4割と中大型機の需要も多く見込まれます。

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