ひたすらドリフト走行する自動運転の「デロリアン」改造車
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の日に合わせ、米スタンフォード大が映像公開
SF映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』で主人公のマーティ・マクフライが「デロリアン」を改造したタイムマシンに乗ってやってきたのが、30年後の未来に当たる2015年10月21日。この日を記念して、自動運転車研究で有名な米スタンフォード大学の研究室がデロリアンを改造した電動自動運転車のデモ走行映像を公開した。
1981年製の「デロリアンDMC-12」を改造したこの車の名前は、主人公と同じ「MARTY」。「マルチプル・アクチュエーター・リサーチ・テストベッド・フォー・ヨー・コントロール」の略で、「ヨー(Yaw)」は左右に揺れるという意味。その名の通り、曲がったコースで後輪を横滑りさせながら高速で走るドリフト走行ができる。映像ではMARTYが自動運転モードでひたすら円を描いて走行し、タイヤから煙を上げながらドリフトを行う様子を紹介している。
話題性以外に何の意味が? といった疑問もわくが、極限状況でも自動運転車が安全に動作する研究の一環として開発を進めているのだという。
開発にあたっては、シリコンバレーにある自動車関連スタートアップのレノボモーターズと協力。実物のデロリアンからエンジンとトランスミッションを取り外し、電動パワーステアリングに変えてある。さらに後輪には1個ずつ電動モーターを装着し、精密なトルクコントロールを行いながら安定したドリフト走行を連続して行える。実際、MARTYは平均的な人間のドライバーよりドリフト運転がうまいという。
MARTYのドリフト走行映像
1981年製の「デロリアンDMC-12」を改造したこの車の名前は、主人公と同じ「MARTY」。「マルチプル・アクチュエーター・リサーチ・テストベッド・フォー・ヨー・コントロール」の略で、「ヨー(Yaw)」は左右に揺れるという意味。その名の通り、曲がったコースで後輪を横滑りさせながら高速で走るドリフト走行ができる。映像ではMARTYが自動運転モードでひたすら円を描いて走行し、タイヤから煙を上げながらドリフトを行う様子を紹介している。
話題性以外に何の意味が? といった疑問もわくが、極限状況でも自動運転車が安全に動作する研究の一環として開発を進めているのだという。
開発にあたっては、シリコンバレーにある自動車関連スタートアップのレノボモーターズと協力。実物のデロリアンからエンジンとトランスミッションを取り外し、電動パワーステアリングに変えてある。さらに後輪には1個ずつ電動モーターを装着し、精密なトルクコントロールを行いながら安定したドリフト走行を連続して行える。実際、MARTYは平均的な人間のドライバーよりドリフト運転がうまいという。
MARTYのドリフト走行映像
ニュースイッチオリジナル