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病気の兆し、ロボがお知らせします!神奈川県と慶大が実証実験

健康状態を把握するベッドやトイレを備えた居住施設で、無理なく生体データを蓄積
 日常生活の中でセンサーが病気の兆しを把握し、ロボットがお知らせします―。神奈川県と慶応義塾大学は20日、生体データを自動的に収集できる仕組みを備えた住居型の実験施設を公開した。関係者を同施設に宿泊させる実証実験を11月に始め、データの蓄積や活用の方法を模索する。

 睡眠時の心拍や寝返りを記録するベッドや、排便時に出るガスから健康状態を把握するトイレなどを設置。屋内の生活で無理なく生体データを蓄積することを目指す。宿泊者はコミュニケーションロボット「パルロ」との対話を通じてそれらのデータを把握し、自身の健康状態を知ることもできる。

 神奈川県は病気になる手前の状態の未病という概念を普及させ、ヘルスケア関連産業の拡大を図っている。今回はこの一環で住居型実験施設を持つ慶大へ研究協力を求めた。
日刊工業新聞2015年10月21日 ヘルスケア面
明豊
明豊 Ake Yutaka 取締役デジタルメディア事業担当
ひとまずロボットは伝達係ということか。ロボットじゃなきゃダメというソリューションがないと。

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