納豆に“時差ぼけ”の改善効果があることを発見!

KRI、生体リズム調整の簡易評価法を確立

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評価用酵母がリガンドの存在で発酵している
 KRI(京都市下京区)は、甘酒や納豆などに“時差ぼけ”改善効果があることを見つけた。生体リズムの調整を制御する核内受容体「REV―ERBα」に作用する物質(リガンド)の簡易評価手法を確立して検証した。時差ぼけ改善に効果ある食品の探索などに活用できる手法として、受託評価を始める。

 KRIはリガンドがあれば蛍光物質を生成する酵母細胞を開発。サンプルを添加して一晩経過後の発光量からリガンドの強さを評価する手法を構築した。一般的な評価法に比べて、短時間かつ低コストに評価できるという。

 この評価法を用いて身近な食品を試したところ甘酒や納豆といった発酵食品に、REV―ERBαのリガンドが存在することが分かった。食品、天然物、化合物などを評価することで、航空機の機内食検討やサプリメントの開発などに応用できるとみている。

 人間は約24時間周期の“体内時計”を備える。夜更かしや航空機での長距離移動などによる周期変調は健康に影響し、能率低下にもつながる。REV―ERBは生体リズムに影響する“時計遺伝子”を制御する役割を持っているとされる。

 KRIは機能が分かっている24の核内受容体のうち、脂肪代謝を制御する「PPAR」に作用するリガンドの評価手法を実用化している。

 今後、他の核内受容体でも各種素材の評価法確立を狙う。食品の持つ健康増進効果を研究するとともに、評価を通じて機能性食品の開発や創薬への展開も見据える。

日刊工業新聞2015年10月21日 生活面

COMMENT

明豊
執行役員デジタルメディア局長 DX担当

単なる時差ぼけ解消というよりは、評価方法の確立がミソというわけね。いろいろと機能性食品の開発につながればいいが、個人的には持病の××に効果があるものを発見してほしい。

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