10月21日は「あかりの日」でもあった!

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ポスターコンテストで最優秀賞を受賞した小川さんの作品
 今日10月12日は、「あかりの日」。発明家トーマス・エジソンは1879年、白熱電球を初めて40間以上、点灯させることに人類で初めて成功、偉業としてたたえられた。当時はフィラメント素材に木綿糸が使用された。白熱電球はその後、明るさや寿命などの性能向上を求められ、フィラメントの素材は改良されていったが、素材にタングステンを利用することで、2000時間の点灯が可能となった。

 エジソンの発明以来、照明は多くの分野で飛躍的な進歩を遂げ、暮らしの発展に重要な役割を果たしてきた。現在ではより少ないエネルギーで、より明るい照明が求められている。さらに快適性・生産性や効率の向上、交通安全や防犯など「暮らしを豊かにする照明」の実現にスポットもあたっている。

 省エネルギーとして代表的な存在が、発光ダイオード(LED)を光源とする照明器具。LEDは電子の持つエネルギーを、光エネルギーに変換する半導体素子。その光は視認性、応答性に優れているのが特徴だ。

 このLEDを使う照明は半導体なので、例えば定格寿命4万時間の場合、1日当たり10時間の点灯で約10年間使用が可能と寿命が長い。また少ない電力で明るく点灯するので効率が高いという点で、省エネルギーである。代表的な電球形LEDランプを例に取ると、白熱電球の約5分の1程度の電力で同じ明るさを得られる。

 「あかりの日」は日本照明工業会、日本電気協会、照明学会の関係3団体が制定。「照明文化の向上による豊かな社会の創造とエネルギーの有効活用」を目指し、照明の持つ意義の認識と、正しい照明知識の普及、啓発活動を推進することを目指している。

 正しい照明知識の普及と啓発活動推進の一環で小学生を対象に「全国小学生ポスターコンテスト」を開催。15回目となる今回は「楽しいあかりのある暮らしを描こう!」をテーマに募集し、241点の応募があった。その中から9月9日に開催した最終審査会で、神奈川県小田原市立三の丸小学校6年生、小川彩香さんの作品が最優秀賞に選ばれた。ほかにも優秀賞点、入選作品点をそれぞれ選んだ。

 照明器具・システムの分野では、照明制御技術の進化も進んでいる。内田洋行は照明の調光制御に関する国際規格「DALI(ダリ)」に対応した、オフィス向けLED照明制御システムの発売に乗り出した。具体的には業務内容に応じて携帯型情報端末やスマートフォンを使い、照明の明るさを1台単位で調整することが可能なシステム。緊急地震速報を感知する専用警報装置と連動させれば、点滅して災害発生の危険を知らせることも可能。

 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)では、「戦略的省エネルギー技術革新プログラム事業」を進める中で、照明制御技術に着目、明るさ感指標を利用した光環境制御システムにブラインド制御能を追加して、都内のビルで実証評価を実施。その結果、晴天日の日中の消費電力を%削減できることを確認した。

 このブラインド制御機能は、窓面近くに外向きに設置した魚眼式の輝度カメラの画像を基に、ブラインド面の明るさ感評価を実施するもの。このブラインドと照明の統合制御により、自然光を最大限に利用。室内光環境の快適性を向上させながら、消費電力の削減を可能にしている。NEDOは年間を通じた省エネルギー効果を実証するとともに、一層の制御技術開発にもつなげていく考え。

COMMENT

明豊
執行役員 DX担当
デジタルメディア局長

デロリアンでさらに未来の「明かり」を見てみたい。 関連記事「白熱電球時代の名残はもうすぐ「ソケット」のみになる」も参考にどうぞ。

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