フリーアドレスでも濃厚接触者把握するシート状デバイス
帝人の2次元通信シート(写真)が、プラス(東京都港区)が提供する座席管理アプリケーション(応用ソフト)「スワリー」に採用された。オフィスにおける、新型コロナウイルス感染者との濃厚接触者の把握に生かす。
オフィス利用者が新型コロナに感染した場合、感染者がオフィス内で「誰と」「どこで」「どの程度」接触したかという情報を抽出する。接触者に自宅待機や受診を促したり、オフィスを閉鎖したりといった対応に利用できるとしている。
スワリーは机にシート状デバイスを設置、予約管理するアプリ。帝人などが開発した2次元通信シートと、ビーコンを組み合わせ、座席の利用履歴を1分単位で把握。フリーアドレス制導入企業や、シェアオフィスなどでの活用を見込む。
日刊工業新聞2020年9月28日