こどもの国の人気乗り物「ダットサン・ベビイ」―半世紀ぶり復元
児童厚生施設のこどもの国(横浜市青葉区)の人気アトラクションの一つだった子供向け自動車「ダットサン・ベビイ」が半世紀ぶりに復活した。1964年に日産自動車が同園に寄贈した100台のうち現存車1台を復元。今後各地で展示する計画だ。
ダットサン・ベビイは全長2960ミリ、全幅1420ミリメートルで、軽自動車より一回り小さく、単気筒200ccエンジンを搭載する。
モータリゼーションが本格化し交通事故が多発していた開園当時、同園は交通安全のために子供向けの自動車訓練センターを設立。この趣旨に日産が賛同し、こども自動車としてダットサン・ベビイを開発して100台寄贈した。
同園が今年開園50周年を迎えるのを機に日産に復元を依頼し、日産テクニカルセンター(神奈川県厚木市)の現役社員で構成するサークル「日産名車再生クラブ」が休日を使って復元した。
金属部品は錆を落として塗装し直すなど極力部品を置き換えず50年前の姿を忠実に再現。「ボルト1本まで正確な復元を目指した」(担当者)という。
日産本社ギャラリーで展示を始めた。こどもの国や百貨店での展示を計画している。三国治園長は「子供が乗って走る姿を見たい」としており、試乗体験も検討している。
ダットサン・ベビイは全長2960ミリ、全幅1420ミリメートルで、軽自動車より一回り小さく、単気筒200ccエンジンを搭載する。
モータリゼーションが本格化し交通事故が多発していた開園当時、同園は交通安全のために子供向けの自動車訓練センターを設立。この趣旨に日産が賛同し、こども自動車としてダットサン・ベビイを開発して100台寄贈した。
同園が今年開園50周年を迎えるのを機に日産に復元を依頼し、日産テクニカルセンター(神奈川県厚木市)の現役社員で構成するサークル「日産名車再生クラブ」が休日を使って復元した。
金属部品は錆を落として塗装し直すなど極力部品を置き換えず50年前の姿を忠実に再現。「ボルト1本まで正確な復元を目指した」(担当者)という。
日産本社ギャラリーで展示を始めた。こどもの国や百貨店での展示を計画している。三国治園長は「子供が乗って走る姿を見たい」としており、試乗体験も検討している。
日刊工業新聞2015年04月13日 自動車面