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板金加工メーカーがスタートアップ支援、そのワケは?

浜野製作所(東京都墨田区・浜野慶一社長)は、スタートアップ支援を拡充する。6月に「ガレージスミダものづくり研究所」を立ち上げたのに続き、10月に「ガレージスミダベンチャーラボ(仮称)」を開設する。研究所で日本のモノづくりを議論・発信し、ラボで実証実験を行えるようにする。同社が運営するモノづくり支援施設「ガレージスミダ」とも合わせ、スタートアップの成長を後押しする。

ガレージスミダは浜野製作所の本社内にあり、板金加工などを手がける同社専門職からの助言、レーザーカッターなどの設備的支援、拠点提供などを行っている。同ものづくり研究所では、同社の開発担当や中国の電子デバイス専門家ら12人の主席研究員と日本のモノづくりを分析・発信。定例ミーティングを行い、日本の中小企業・スタートアップが世界市場で活躍する手法やテーマを意見交換している。

10月に立ち上げる同ベンチャーラボは同社本社近くの工場を改装中で、ハードウエアの組み立てや実証実験を行う場にする予定。敷地面積は約160平方メートルある。ガレージスミダや同研究所で生まれた発想がラボで形になる仕組み。浜野社長は「世界に通用するビジネスで日本のモノづくりを元気づける」と、自社の町工場としてのノウハウを活用してスタートアップ支援に力を注ぐ。

日刊工業新聞2020年9月2日

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