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売上高1000億円へ!霧島酒造が工場増設

売上高1000億円へ!霧島酒造が工場増設

ラインを流れる焼酎を充填した1800ml紙パック製品「黒霧島」

 霧島酒造(宮崎県都城市)は、同社の本社増設工場に新たに焼酎を1800ミリリットルの紙パックに充填する焼酎詰口工場を建設する。同社は焼酎の販売が好調で既存の詰口ラインの稼働率が高原状態なうえ、「2020年に売上高1000億円超の達成」(江夏拓三代表取締役専務)を目標とし、安定供給の維持と販売拡大に対応する。投資額は約4・5億円。

 既存の焼酎詰口工場に隣接して建設する。建屋は鉄骨構造2階建てで延べ床面積は約2600平方メートル。完成は16年3月予定。

 新工場の稼働時期は現段階で未定だが、既存の焼酎詰口工場とほぼ同じ延べ床面積であることから、同規模の生産能力が可能とみられる。既存の焼酎詰口工場は2ラインあり生産能力は1時間で計1万2600本。1日あたり平均で約12万本製造できる。

 新焼酎詰口工場は、1階が製造工場で造った焼酎「黒霧島」「白霧島」を自動制御の充填機で1800ミリリットルの紙パック詰めをする設備を導入。2階には研究開発部を移転させる予定。生産能力強化とともに、隣接する既存の詰口工場で商品企画などを担う企画室と、新工場の研究開発部を連携して効率化を図る。
日刊工業新聞2015年10月16日 生活面
三苫能徳
三苫能徳 Mitoma Takanori 西部支社 記者
黒、白、赤、金、黒宝、AX、茜、ゴールドラベル・・・とこれまでの「霧島」シリーズを並べてみましたが、次は健康志向のグリーンとかでしょうか。

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