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マスクの息苦しさ改善するインナー装着グッズの仕組み

東京千曲化成(川崎市中原区、坂本猛社長、044・755・3066)は、マスク着用時も快適に呼吸や会話ができる装置「インナースペーサー=写真」を発売した。鼻にあて、その上からマスクを装着する。マスクの端を浮かせず、口元とマスクの間に空間を作るため、息苦しさの改善や熱中症予防の効果を期待する。ソフトタイプとハードタイプ2個入りで、店頭販売価格は600円(消費税抜き)。月3万個の販売を目指す。

さまざまな形状のマスクに着用可能。マスク用インナーシートが装着できるシート押さえも設けた。重量は3・5グラム。ポリエチレンやシリコンゴムなど肌に優しい素材を使う。

接客業などでの活用も期待。インターネットで販売し、今後量販店など販売先の拡大を目指す。マスクによる熱中症が懸念されており、高齢者施設などへ寄付も進めている。

日刊工業新聞2020年8月24日

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