電力自由化カウントダウン!――関電、千葉で大規模石炭火力

20年代の稼働目指す

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火力発電所イメージ
 関西電力が2020年代の稼働を目指し、千葉県内で出力100万キロワット級となる石炭火力発電所の建設を計画していることが分かった。候補地は東燃ゼネラル石油の子会社、極東石油工業の製油所(千葉県市原市)。発電した電力は首都圏向けに販売を想定している。

 16年4月の電力小売り全面自由化を控え、域外でのエネルギー事業を強化する一環。関電は子会社の関電エネルギーソリューションを通じて商社と組んで、秋田県や宮城県でも石炭火力発電所の建設を検討している。
 首都圏の電力需要を狙いガス会社、石油元売りなど異業種による参入計画が相次いでいる。発電コストが安価な石炭火力だが、依存度が高まれば環境への影響も懸念される。また、すべての計画が実現すると供給過剰になる可能性も指摘されている。

日刊工業新聞2015年04月13日 総合2面

COMMENT

松木喬
編集局第二産業部
編集委員

電力システム改革の本格化を控え、火力発電所の建設計画が各地で浮上しています。新規参入者が電力を販売しようにも調達できる電力が不足しているため、発電所の建設ラッシュが起きそうです。発電所が増えて調達量が増大すれば電力価格の上昇は抑制されます。しかし計画されている大規模発電所のほとんどは火力発電。温室効果ガスの排出が増えるだけでなく、化石資源もどんどん使われます。自由化と環境対策の両立を考えておくべきでしょう

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