キヤノンの不思議な光の実験!デジカメで光アートを作ろう!

モノづくり日本会議主催「モノづくり体感スタジアム・オンライン」(4)

  • 0
  • 1

光る文字やイラストが空中に浮かび上がる-。デジタルカメラの仕組みを知れば、人の目では見えない不思議な光景も簡単に撮れる。

使うのはデジタルカメラの「長秒時撮影モード」。シャッターボタンを押してから撮影が終わるまでの時間(=シャッタースピード)を長めに設定して、ボタンを押した後にペンライトや懐中電灯を動かすと、動かした跡が光の線になって写真に写る。

用意するのはデジタルカメラのほかに三脚、ペンライトや懐中電灯。カメラは三脚にしっかりと固定して、写真がぶれないようにしよう。輪ゴムやセロハンテープを使ってペンライトや懐中電灯に色つきのセロハンを重ねれば、光の色を変えられる。

写真を撮るときは暗い場所を選ぼう。周りに強い光があると光の線がきれいに映らない。数人でやる時や文字を描く時は、事前に下絵の用意や練習をしておくと成功しやすい。

※夜の屋外で撮影するときは大人と一緒に行動を。撮影するときは物や人にぶつかってケガをしないように気をつけよう。
キャノンの光アート。自分だけのオリジナル作品ができる
『解説1 光の線を撮影できるのはなぜ?』 デジタルカメラはボタンを押して撮影が終わるまで(=シャッターが開いている間)の光の動きを1枚の写真にする。シャッターが開いている時間が長い(=シャッタースピードが遅い)カメラの前で光を動かすと、動いた跡がまるで線のように写真に残る仕組みだ。たとえば星の動きをとらえた写真は、数時間というとても遅いシャッタースピードで撮影している。シャッタースピードを遅くすると、写真全体が明るくなってしまい光の線がきれいに見えないことがある。そんなときは、レンズを通して入ってくる光の量を変える「しぼり(F値)」の数字を大きくしてみよう。光の線をきれいに残すには“明るさ”の調節も重要だ。
『解説2 シャッターとしぼりの役割は?』 デジタルカメラは、レンズから入ってきた光を内部で電気信号に変えて、映像エンジンと呼ばれる部分に届けることで写真を作り出す。光を電気信号に変える「イメージセンサー」は、人間の目で言うと網膜(もうまく)の役割。ここに届く光の量が多いほど、できあがる写真は明るくなる。シャッターやしぼりは、イメージセンサーに届く光の量を変える役割がある。シャッタースピードを遅くすると、イメージセンサーに届く光の量が増えて写真が明るくなる。しぼりを大きくすると光が通る穴が小さくなり、イメージセンサーに届く光の量が減って暗くなる。カメラやスマートフォンで写真を撮ると、人や物が本物よりも明るすぎたり、全体が暗くなりすぎたりしたことはないだろうか?シャッタースピードやしぼりを変えることができれば、ちょうどよい明るさで撮ることができる。

こちらのページでシャッタースピードの変え方やきれいに撮るためのコツ、うまく撮れない時のヒントなどを紹介している。

『キヤノンからのメッセージ』 実験は誰でも簡単にできる内容だが、工夫やアイデア次第で出てくる結果はさまざま。同じシーンでも違う写真が生まれるので、楽しみながら自由に工夫してほしい。さまざまな設定を変えられるのはデジタルカメラの醍醐味(だいごみ)。実験を通じて光やカメラの面白さをぜひ体験してほしい。

★モノづくり体感スタジアム・オンラインでは他の企業の科学実験も紹介しています!8月9日にサイトオープン。アクセスはこちら

キーワード

関連する記事はこちら

特集