【動画あり】三菱ケミカルが牛乳で生分解プラの作り方教えます!身近な物で環境問題を学ぼう

モノづくり日本会議主催「モノづくり体感スタジアム・オンライン」(3)

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科学の不思議を体験できる、おウチで子どもと一緒に楽しむ実験を紹介する。第3回は三菱ケミカルが工作・実験動画で教える、牛乳から“生分解プラスチック”を作る方法。

石油から作られるプラスチックは、歯ブラシやシャンプーボトル、マヨネーズ容器など身近な製品に使われている。ただ、プラスチックは石油由来のものだけではない。熱を加えると柔らかくなり、変形する性質を持つもの全てがプラスチックという。牛乳に溶けているタンパク質の「カゼイン」も取り出して固めると、この性質を発揮する。

人が牛乳を飲んで消化吸収するように、土の中の微生物も「カゼイン」を食べて、分解する。この性質が“生分解性”だ。自然環境に長く残らない生分解性プラスチックは、環境への負担が小さい材料として期待されている。

牛乳プラの作り方は簡単。小学校低学年から中学生向けで、低学年の子は大人と一緒に。「牛乳」を電子レンジで温め、「レモン汁」を加えて、コーヒーフィルターでこすと、カゼインが目に見える塊になる。この塊を好きな「型」に入れて形を作り、乾燥させる。温度を測る「温度計」や「計量カップ」なども用意しておこう。

まず動画で詳しい作り方を見て、やってみよう。「牛乳の中で何が起きているか」や「環境問題」をもっと詳しく知りたい人は、動画の下へページをスクロールして『解説』を読んでみてほしい。

※文章で詳しい作り方を読みたい人はこちらへ
『解説①環境問題』 石油でできたプラスチックは頑丈で、川や海などに捨てられても、分解されずにずっと残る。これを魚や海鳥が食べると死んでしまう。そこで今、さまざまな生分解プラスチックが開発されている。三菱ケミカルは「バイオPBS」を販売。また牛乳由来のプラスチックを生産するフランスの企業にお金を出し、協力している。では、全てのプラスチックが生分解になった方がいいだろうか?簡単に分解されては困るものもある。分解されては困る製品は、どうしたら環境への負担を小さくできるだろう?考えてみよう。
『解説②牛乳に何が起きた?』 タンパク質の「カゼイン」は、牛乳が白く見える原因の成分で、牛乳の中では大きめの物質。牛乳の中で一つひとつがバラバラになっている。バラバラになっている理由は、カゼインの表面がマイナスの電気を帯びていて、マイナスの電気同士が反発しあってくっつかないから。温めてレモン汁や酢などの酸を加えると、マイナスの電気が弱くなり、カゼイン同士がくっついて塊になる。また、乾燥して固めた牛乳プラスチックは、温めると柔らかくなる。形を変えることができる。
『三菱ケミカルからのメッセージ』
「飛行機はどうやって飛ぶのか」「船はなぜ浮くのか」「卵焼きはなぜ固まるのか」当たり前のことにも「なぜ?」と思う感性を大事にして、自分だけの発見をしてほしい。 また休校や分散登校などで学校給食が減って、牛乳が捨てられることが増えている。牛乳プラスチックを作りながら、捨てられる牛乳にも思いを巡らせてほしい。(三菱ケミカルのYouTubeチャンネルでは、夏休み中に他の実験動画を追加する予定)

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