銀行にロボットがあふれる日ー店舗でお出迎え

まずは案内業務、将来は顔認証で顧客情報と連動も

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ソフトバンクの「ペッパー」も利用が広がる
 銀行業界で情報技術を活用した取り組みが目立ち始めた。ヒト型ロボットを店舗に導入したり、人工知能型コンピューターと音声認識技術を組み合わせることでコールセンターの応対に利用したりする。将来は応対内容をビッグデータ分析して商品提案などにも利用する方針だ。

 三菱東京UFJ銀行は2日、ヒト型ロボットを今春に都内の1―2店舗に導入する方針を明らかにした。採用するロボットはソフトバンクが出資する仏アルデバラン製の「NAO(ナオ)」。身長は58センチメートル、重さは5400グラム。英語、仏語、日本語での応対が可能で、まず店頭での案内業務を担う。将来は顔認識技術などを組み合わせるほか、応対内容をビッグデータ分析して銀行が持つ顧客データと連動させることで属性などに合致した商品提案もできるようにする。

 また、同日、米IBMと人工知能型コンピューター「ワトソン」の活用で合意したと発表した。ウェブチャット形式での自動応答など照会業務やコールセンターなどでの営業支援業務の利用を見込む。2015年度内の導入を目指す。

 みずほ銀行はワトソンを利用してコールセンターで顧客からの問い合わせに回答する取り組みを2月から順次導入する。会話のやりとりを自動音声認識システムが聞き取り、文字データをワトソンに送る。ワトソンが適切な回答を見つけ、オペレーターのパソコン画面に表示する。最大30分を要している応対時間を平均8分以下に短縮する。

 三井住友銀行もコールセンターの対応にワトソンを16年度に全面導入する。オペレーターがキーワードを打ち込み、回答データを検索できるようにする。
日刊工業新聞2015年02月03日 金融面

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 みずほ銀行とソフトバンクロボティクスは感情を認識する人型ロボット「ペッパー」をみずほ銀の接客に活用することで合意した。7月に一部の店舗で試験的に導入し、全国の店舗に順次拡大することを目指す。ペッパーに同行専用のアプリケーション(応用ソフト)を搭載し、金融関連情報や待ち時間を楽しめるサービスを提供し、来店者の接客品質を高める。

日刊工業新聞2015年03月24日 電機・電子部品・情報・通信面

COMMENT

明豊
執行役員 DX担当
デジタルメディア局長

いずれ交番とか薬局とかいろいろなところに設置されそう。交番の前に夜中、ペッパーが立っていたら犯罪抑止力になるだろうか、、

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