普及推進団体が発足。燃やせる樹脂「CCC」とは?

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CCCを使った食品容器

可燃ゴミとして扱える樹脂・炭酸カルシウム複合材料の普及と規格化を推進するカルシウム・カーボネート・コンポジット(CCC)協会が発足した。素材メーカーや成形会社、ユーザーなど、生産から流通に関わる企業・団体が連携し、海洋プラスチックゴミ低減や二酸化炭素(CO2)削減を推進する。

任意団体としてスタートし、将来は公益財団法人化を目指す。年内にも会員は30社規模となる見通し。通商産業省(現経済産業省)事務次官や石油資源開発社長を歴任した棚橋祐治氏が理事長に就任した。

CCCは、炭酸カルシウムが焼却した際に中和剤となり、ダイオキシンの生成を抑制できる“燃やせる樹脂”材料だ。樹脂使用量も減らせるため、CO2の削減も可能。原材料価格は一般的なポリエチレンのペレットとほぼ変わらないため、樹脂の包装資材や容器の代替として期待されている。

複合材料は既にアースクリエイト(大阪市中央区)が量産し、百貨店の食品包装資材や、小売り流通大手の衣料包装資材で実績がある。同社と包括連携協定を結んでいるりそな銀行ほか、関西みらい銀行、池田泉州銀行、滋賀銀行などが協会の特別会員として参画し、マッチングなどで側面支援する。

協会は炭酸カルシウムを5割以上配合した複合材料の標準規格化や識別マークの推進で、品質の担保と材料普及を目指す。

日刊工業新聞2020年6月9日

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