飛行機はなぜ飛ぶの?ボーイングとシアトル航空博物館が出張授業

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サラさんとロケットを飛ばす子供たち=9月27日
 飛行機やロケットが飛ぶ原理などを知ってもらおうと、ボーイングが実施している科学技術系人材育成の「STEMプログラム」が9月27日、東京・北の丸公園内の科学技術館で開かれた。STEMプログラムは、従来の理科教育を捉え直し、科学(Science)、技術(Technology)、工学(Engineering)、数学(Mathematics)を重視した教育プログラム。応募者約500人の中から、抽選で選ばれた小中学生120人が参加した。

 会場となった館内のサイエンスホールでは、ボーイング・ジャパンのジョージ・マフェオ社長による説明やビデオ上映に続き、シアトルのキング群国際空港に隣接するシアトル航空博物館(The Museum of Flight)から来日した2人の講師による実験ショーが行われた。

 講師のサラ・ナイツさんが、虫やタコ(凧)、気球、飛行機、ヘリコプター、ドローン、ロケットが飛ぶ原理をわかりやすく解説。揚力や推力、抗力、重力といった航空機にかかる4つの力を、実験を通して子供たちに説明していた。

 サラさんが会場から実験の参加者を募ると、多くの子供たちが立候補。壇上に上がった子供たちが、実験用の模型飛行機や気球、プロペラ、ロケットなどをサラさんの説明に合わせて飛ばすと、会場内からは歓声がわき起こった。子供たちはサラさんの質問にも先を競って手を挙げ、大人顔負けの知識を披露していた。

 実験の後は、ロボット作りや宇宙服作りなど、4つのワークショップが館内で開かれた。ロボット作りでは探査ローバー(惑星探査機)を製作。前後左右に動けることや、床に置かれたものを探査ローバーが持てることが条件として出され、完成した探査ローバーをコントローラーで操縦した。

 宇宙服作りでは、宇宙空間を模した真空容器の中にマシュマロがどのように変化するかを、講師のマリーナ・ヘルナンデスさんが説明。マシュマロは人体に見立てたもので、膨らんでいたマシュマロは容器に入れると縮んでしまうが、子供たちは縮まない宇宙服をどのように作るかを、ビニール手袋など用意された材料を使い、試行錯誤していた。

 

COMMENT

吉川忠行
Aviation Wire
編集長

飛行機やロケットが飛ぶ原理などを小中学生に知ってもらうイベントが、皇居近くの科学技術館で開かれました。ボーイングとシアトル航空博物館(The Museumof Flight)による講義で、子供たちは熱心に参加していました。

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