【新型コロナ】中国経済の活動再開で住設各社は納期遅れ回復へ

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住設関連製品の納期遅れが回復に向かっている

新型コロナウイルスの感染拡大で中国からの部品調達が滞り、住宅設備メーカーの納期が遅れていた問題が解消しつつある。住設メーカーは2―3月にトイレやキッチン周りなどの製品で新規受注を停止するほど、納期のめどが立たない状態だった。だが、現在までに多くの製品で受注を再開し、「遅れは生じても納期を確定できる状況にある」(TOTO広報)という。中国経済の活動再開にあわせ、納期は正常化に向かいそうだ。

TOTOは11日までに便器やシステムキッチン、水栓金具などの多くの商品で納期が通常通りに戻った。温水洗浄便座「ウォシュレット」の納期はまだ遅れが生じているが、「回復に向かいつつある」(広報)という。

同社は2月上旬、中国での新型コロナの流行で現地の7工場すべてで稼働を停止したが、3月17日までに全工場で稼働を再開。同月24日に洗面化粧台の納期を通常回復したのを皮切りに、4月、5月と相次ぎ多くの製品の納期を正常化した。

LIXILも2月中旬、中国での生産・供給に遅延が生じたことでトイレなど水回りの一部商品で受注停止や納期回答を控える状況だったが、3月25日に全商品で受注を再開。まだ納期遅れはあるものの、4―5月は「サプライヤーとの密な連携で納期は少しずつ回復傾向にある」(LIXIL広報)。

また、クリナップは今月15日に電気オーブンレンジとレンジフードの供給を再開した。パナソニックは22日、換気扇の一部製品で受注を再開する。

新型コロナの発信源である中国は1月29日から全土でコロナの警戒レベルを最高水準の「1級」に設定し、工場操業などの経済活動を制限してきた。

だが、2月下旬以降、感染者数の減少に応じて多くの地域で警戒を段階的に解き、5月2日時点で湖北省(省都は武漢市)を含む全土で警戒レベルを「1級」から「2級」以下に引き下げている。

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