新入社員75人にオンラインで新人研修する企業の試み
グループワークも在宅で
NTNは、新型コロナウイルス感染拡大対策のため自宅で研修している新入社員75人を対象に、ビデオ会議システムを活用したグループワーク研修を初めて実施した。新入社員は16日までeラーニングやオンライン英会話講座などの教材を使い自宅で個別に研修するが、会話や環境の変化が少ないのが課題だ。自宅研修に変化を付けながら、同期社員が交流する機会をつくる狙いもある。
ビデオ会議は米ズームのシステムを利用。運営は人材育成事業会社に依頼し、「情報共有の方法」と「社会人の心構え」の2テーマを教材に選んだ。グループワークは1回4時間、25人ずつで実施。約5人の班に分かれてビデオ会議で意見を交わし、得られた結論を発表する。
NTNグローバル人材育成部の田中友子部長は「初めての試みだが、効果があれば新入社員以外にも展開できる」とみている。今後、ビデオ会議を使ったグループワークに適する研修テーマなども検討する考えだ。