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話題の「アルパカ」にスパークリングが登場!値上げを引き飛ばせるか

アサヒの輸入デイリーワインでチリの販売数量は1位
 アサヒビールは、チリワインの人気ブランド「アルパカ」の、スパークリングワイン「サンタ・ヘレナ アルパカ・スパークリング・ブリュット」を29日に発売する。

 ぶどう品種のシャルドネとセミヨンを使用した白のスパークリングワインで、料理に合わせやすい味わい。家庭で日常の食事と一緒に楽しめる。

 容量750ミリリットルで、消費税抜き価格は1080円と、スパークリングワインでは手ごろ。アルコール度数は12%。アルパカはアサヒの輸入デイリーワインの主力ブランドで、チリワイン販売数量1位と伸びている。

 1―8月の販売数量は前年同期比2・94倍の57万ケース(1ケースは750ミリリットル12本換算)と好調。年間販売目標も当初の1・5倍にあたる90万ケースに上方修正した。

9月から値上げ、販売への影響は?


日刊工業新聞2015年5月19日付(一部修正)


 アサヒビールは洋酒や輸入ワインの出荷価格を9月1日に引き上げた。上げ幅は国産洋酒が約9―44%、輸入洋酒が同2―36%、輸入ワインは同3―38%。価格引き上げは国産洋酒が2011年9月以来、輸入ワインは今年4月以来となる。

 洋酒では大麦やトウモロコシなどの原材料相場、ワインでは各国ワイナリーの庫出し価格や輸送コストの上昇が続いており、企業努力も限界と見て値上げに踏み切る。

 業界ではサントリースピリッツやサントリーワインインターナショナル、メルシャンなども一部商品で値上げを実施している。アサヒの値上げでは「竹鶴ピュアモルト瓶700ミリリットル」が現在の2290円(消費税抜き価格)から3000円、「スーパーニッカ瓶700ミリリットル」が2230円から2500円、ワインの「ジネステ・ボルドー・ルージュ」が1180円から1300円などに、それぞれ引き上げる。

 竹鶴は11年の価格改定を実施しておらず、値上げは初めてとしている。品目数は国産洋酒が43品目、輸入洋酒が64品目、輸入ワインが94品目。
日刊工業新聞2015年09月24日 建設・エネルギー・生活面
明豊
明豊 Ake Yutaka 取締役デジタルメディア事業担当
女子の家での一人飲みで人気らしい。「アルパカ」というネーミングもいい。

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