今年もノーベル賞近づく!トムソン・ロイターが有力候補18人選定、日本人は?

京大の森和俊教授と阪大の坂口志文教授の名前上がる。2人とも生理学医学分野

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森氏(左)と坂口氏
 米調査会社のトムソン・ロイター(ニューヨーク市)は24日、学術論文の引用数などを基に同社が予想するノーベル賞受賞の有力候補者として計18人を発表した。日本人では、京都大学大学院理学研究科の森和俊教授(57)と、大阪大学免疫学フロンティア研究センターの坂口志文(しもん)教授(64)の2人がともに生理学医学分野の候補者として名前があがった。

 森氏のテーマは「小胞体内の変性たんぱく質の検出と修復によるメカニズムを独自に発見」。小胞体の中で作られた不要なたんぱく質の検出の仕組みを解明した。一方、坂口氏のテーマは「制御性T細胞と転写因子Foxp3の特性と機能に関する独創的な発見」。免疫に関わる制御性T細胞の研究を進めた。これらの成果は自己免疫疾患の治療やがん免疫の誘導などに応用されつつある。

 ノーベル賞有力候補者は、同社の学術文献・引用データベースから各分野で引用数が上位0・1%に入る論文を選び、独自性や影響力、受賞歴などを分析して決める。

 同社がこれまでに発表した日本人の候補者は計19人。その中には2012年のノーベル生理学医学賞受賞の山中伸弥氏や14年の同物理学賞受賞の中村修二氏がいる。昨年は物理学分野で理化学研究所創発物性科学研究センターの十倉好紀センター長の名前があがった。
 
15年のノーベル賞の発表日程(日本時間)は次の通り。▽10月5日生理学医学賞▽同6日物理学賞▽同7日化学賞

日刊工業新聞2015年09月25日 科学技術・大学面

COMMENT

明豊
執行役員 DX担当
デジタルメディア局長

そろそろうちの科学技術部長も胃が痛くなっていそうです。

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