東レ、UVカット独自素材で「空調服」市場を攻める

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東レは、遮熱や遮光、紫外線(UV)カット機能を持つ独自素材「サマーシールド」を電動ファン付きウエア用として4月に提供を始める。同ウエアを手がける空調服(東京都板橋区)に素材の提供が決まっている。空調服はスポーツやアウトドアの市場をターゲットに、初年度7000着の販売を目指す。同素材は日傘や集会用テント向けで展開してきたが、新用途でさらなる拡販を図る。

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サマーシールドは、複数の材料を貼り合わせ積層させるラミネート構造を持ち、表生地・白色フィルム・黒色フィルムの3層からなる。白色フィルムで紫外線などを反射させ、中層を通過してきた熱線などを黒色フィルムで吸収することで光と熱をブロックする。優れた遮熱体感効果や高い遮光性とUVカット性を実現した。

表生地に撥水(はっすい)機能や意匠性など目的に応じたものを選定し、さらに機能を向上できる。同素材はウエアの肩とフード部分に使用する。

消費税抜きのウエア価格は1万4800円でM―LLの3サイズ、カラーバリエーションは3タイプで展開する。一般消費者向けにEC(電子商取引)サイトでの販売も行う。空調服によると、電動ファン付きウエア市場(小売りベース)は200億円前後あり、ここ数年の猛暑の影響を受け需要が拡大しているという。



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日刊工業新聞2020年3月5日

COMMENT

葭本隆太
デジタルメディア局
ニュースイッチ編集長

記事中にもあるように昨今の猛暑などにより市場が拡大する「空調服」。新素材による進化が期待されます。また、生みの親である空調服会長の市ヶ谷弘司さんに勉強嫌いがキーポイントになった誕生秘話などを聞いた関連記事「今や100億円市場…奇抜な夏の新定番「空調服」は勉強嫌いが生んだ」もぜひお読みください。

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