まるで“宝飾品”のような集音器、デザインにこだわった理由
まるで宝飾品のようなデザイン―。アドフォクス(東京都青梅市、成沢崇志社長、0428・24・6042)は、デザインにこだわった集音器「HearMore Ciel(ヒアモア シエル)=写真」を開発した。駅のホームなど騒々しい場所でも音を聞き分けられる。価格は片耳で5万円(消費税抜き)、両耳は9万円(同)の予定。4月発売を目指し、初年度販売台数500台を見込む。
主要な顧客層を60代以上の女性と想定。外観は丸みを帯びたデザインで、色は深みのある光沢をもたせたメタリックパープル。イヤリングのように宝飾品を身に着ける感覚で利用できる。
聞き取りにくい周波数帯を自動補正する「ニートプロセッサ」回路を搭載。補聴器のような調整が不要で購入後、すぐ使用できる。インターネット販売のほか、販売代理店を通じた店舗販売も行う方針だ。成沢社長は「コンサート会場で(ステージから)遠方の席にいても臨場感ある音を楽しめるのでは」と利用場面を語る。