レガシー業界に挑むスタートアップたち、ピッチイベント優勝者は医療VRのHoloeyes

新しいトレンドを生み出す

  • 0
  • 1
1位になったHoloeyesの新城健一取締役(右)

起業家支援を行うプロトスターは、レガシー業界における次世代のトレンド発信を目的としたイベント「Legacy Tech Conference 2020」を開催、トレンド創造に挑戦するスタートアップ12社によるピッチコンテストが行われた。

参加者投票の結果、優勝したのは医療分野における仮想現実(VR)技術を提供するHoloeyes(ホロアイズ)。同社が開発した「HoloeyesXR」は、患者のCTスキャンデータを3次元化し、VRや複合現実(MR)で活用できるようにしたクラウドサービスだ。市販のVRヘッドセットを着用すれば、患者の体内に入り込んだような感覚で、臓器や神経などの正確な位置を把握することができる。医療従事者が手術前シミュレーションに利用するだけでなく、医療学習や機器ビジネスなど幅広く活用が期待できる。

2位は自動検査センサーを開発した光コム。同社は2005年にノーベル物理学賞を受賞した「光周波数コム(光コム)」の産業応用に成功しており、複雑な形状や大型の部材でも、高速かつ正確に計測することができるようになった。現在、国内では日産自動車をはじめ自動車メーカーの生産現場の利用されている。この技術によって、検査の全自動化が実現できるだけでなく、デジタル化された製品データを管理することで品質の向上も期待できるという。

3位はメンタルケアアプリを手掛けるemol(エモル)。人工知能(AI)チャットボットからの簡単な質問に答えるだけで、メンタルを分析。自身の精神状態を客観的に分析・記録することができる。

イベントを主催したプロトスターの栗島祐介最高執行責任者(COO)は「ファッショントレンドを発信するパリコレのように、日本でビジネスのグローバルトレンドを生み出す場を作りたい」と話す。

キーワード

関連する記事はこちら

特集