完成した核融合炉の重要部品「TFコイル」とは?

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トロイダル磁場超電導コイル(TFコイル)

量子科学技術研究開発機構と三菱重工業は、核融合実験炉「ITER(イーター)」の重要部品「トロイダル磁場超電導コイル(TFコイル)=写真」の完成披露式典を三菱重工神戸造船所二見工場(兵庫県明石市)で実施した。

イーター計画は核融合エネルギーの科学技術的実証を目的とした国際プロジェクト。水素の核融合反応により発熱・発光する太陽の仕組みを地上で同様の反応を起こし、大きなエネルギーを取り出すことを目指す。

実現すると、燃料1グラムから石油約8トン分と同じエネルギーを生み出せる。日本や米欧など世界35カ国が参加。2025年にイーターの運転を開始する計画。

世界最大級の超伝導コイルであり、ITER建設の重要部品であるTFコイルが完成し、計画は大きく前進する。三菱重工の泉沢清次社長は「いよいよTFコイルが神戸港から南仏のITERサイトに向け、出荷される。『夢のプロジェクト・イーター計画』に引き続き貢献していく」と力を込めた。

日刊工業新聞2020年1月31日

キーワード
ITER 核融合

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