鉄道バス1カ月間乗り放題券と映画、食事などセットのサブスク開始。値段は?
東急、3―5月数量限定で発売
東急は3月から、鉄道やバス全線の1カ月間乗り放題乗車券と映画、食事、電動自転車をセットにしたサブスクリプション型(定額制)チケットの実証実験を始める。交通手段と生活サービスを一体で提供する定額制サービスは国内初。
乗り放題用の磁気券に追加サービスを印字したチケットを利用する。3―5月の各月単位、数量限定で発売。価格は消費税込み1万8000―3万6500円。
東急線と東急バスの全線乗り放題乗車券を基本に、映画館「109シネマズ」の映画見放題パス、駅そば「しぶそば」の定額パス、専用電動自転車と駐輪場の貸与の各オプションを組み合わせる。
東急グループの各種サービスをセットで提供することで沿線の回遊性や利便性を高め、沿線価値向上を狙う。実証実験するチケットは「東急線・東急バスサブスクパス」の名称で、記名者本人のみが使用可能。実験を通じて購入者層のニーズや利用動向を調査し、今後の交通を軸とした各種サービスの連携創出につなげる。
日刊工業新聞2020年1月22日