動物園のエサやりで運動、サルのストレス解消

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KAI(徳島市、毛笠龍之介社長)は、動物園のサル向けに開発した給餌装置(写真)をしろとり動物園(香川県東かがわ市)に設置し、運用を始めた。サルに運動を促し、おりの中で飼育されているストレスを解消する。「来園者にも動物本来の動きを楽しんでもらえる」(毛笠社長)とみている。

来園者がサル舎の外にある投入口からエサを投入すると、サル舎内の地上約70センチメートルに設置した直径約30センチメートルの円筒状の本体にたまっていく。本体にはベアリングが内蔵され、下部のひもをサルが持ち本体を横回転させると、遠心力により底面の外側にある4カ所の穴からエサが地面に落ちる仕組み。小豆や大豆をエサとして100円程度で販売し、その一部を利益とするが、給餌装置は無償提供した。四国の動物園を皮切りに全国展開する。

同社は徳島大学の在学生によるベンチャー企業。同大高等教育研究センターの油井毅特任助教が立ち上げた「イノベーションチャレンジクラブ」のメンバーが中心。同クラブに参画するジェイテクトからベアリングを活用した一般消費者向け製品とビジネスモデルの提案依頼を受け、製品開発を始めた。今回の事業は、2019キャンパスベンチャーグランプリ四国(四国経済連合会、日刊工業新聞社などが共催)で優秀賞四国アライアンス賞を受賞した。(徳島)

日刊工業新聞2019年12月23日

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