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1兆円企業の社長報酬、いくら?

三井住友信託銀行がまとめた「役員報酬サーベイ(2019年度版)」によると、売上高1兆円以上の企業における社長の報酬総額水準の中央値は、前年比0.9%増の9946万円だった。株式関連報酬を新たに導入した企業は、既存の役員報酬に株式関連報酬が加わり、結果として社長の報酬が増える傾向にあるという。

明文化された役員評価制度を持つ企業の割合は24.6%。何らかの評価基準が存在する企業は42.1%だった。

合わせて66.7%の企業で役員の評価施策が実施されており、昨年の51.9%からは14.8ポイント増加した。

株式関連報酬を導入済みの企業は、同15.3ポイント増の60.2%。採用されている長期インセンティブ報酬の種類では、「株式交付信託(信託の設定による株式付与)」が147社で最多だった。

調査は928社を対象に実施。内訳は製造業が412社、非製造業は516社。集計対象役員の総数は1万7052人。

日刊工業新聞12月19日

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