ANAの「スター・ウォーズ塗装機」が完成!シアトルでお披露目
初便は羽田発バンクーバー行き
全日本空輸(ANA)は現地時間9月12日午前9時(日本時間13日午前1時)すぎ、米シアトルで映画『スター・ウォーズ』のキャラクターを描いた特別塗装機「R2-D2 ANA JET」のロールアウト(完成披露)式典を開いた。スター・ウォーズのキャラクターを塗装した機体は、世界で初めて。
ボーイングのエバレット工場で公開された特別塗装機は、787-9の国際線仕様機。映画に登場するロボット「R2-D2」を、通常塗装の2倍にあたる10日間掛け、ペイントで機体全体に描いた。塗装が終わったのは、式典前日の11日夜だった。
ロールアウトしたR2-D2ジェットは、これから内装作業などを行い、機体の引き渡しは9月末を予定。羽田空港へ到着するのは10月初旬となる見込みで、羽田発着の遊覧飛行を10月17日に実施。翌18日の羽田発バンクーバー行きNH116便から国際線定期便に就航する。
その後はバンクーバーのほか、北米はサンノゼとシアトル、欧州はミュンヘンとパリ、ブリュッセルへ就航し、オーストラリアのシドニーや中国の北京、インドネシアのジャカルタなどへも運航する。
10月17日に実施する遊覧フライトは、9月18日まで特設サイトで参加者を募集。同サイトに写真を投稿するか、マイレージ会員であれば応募でき、写真投稿では39人、マイレージ会員向けでは25組50人をそれぞれ招待する。
座席数は3クラス215席で、ビジネスクラス48席とプレミアムエコノミークラス21席、エコノミークラス146席。787-8の国際線長距離仕様の169席(ビジネス46席、プレミアムエコノミー21席、エコノミー102席)よりも46席増え、貨物も約1.2倍搭載できる。
エンジンは英ロールス・ロイス製トレント1000-K2で、出力は3万3480キログラム。787-9の国内線仕様機用トレント1000-A2(出力2万8940キログラム)と比べ、出力が増加している。航続距離は787-8の国際線仕様機より160キロメートル伸び、1万4960キロメートルとなっている。
ビジネスクラスのシートはスタッガード配列で、787-8では1列ごとに1席-1席-1席配列と1席-2席-1席配列が交互に配されていたが、787-9は1席-2席-1席配列に統一された。
全クラス共通の新サービスとして、各席の個人用モニターでテレビ番組をリアルタイムに視聴できるサービス「ANA SKY LIVE TV」を初導入。NHKやCNNのニュース番組や、スポーツ番組が無料で見られる。
777や767で提供中の機内インターネット接続サービスも、「ANA WiFi サービス 2」として導入。全クラスで利用できる衛星回線を使ったネット接続サービスで、米パナソニックアビオニクス製のシステムを使用する。同システムは、ボーイングが787用のネット接続システムとして、唯一採用したもの。料金は30分で6.95ドル(約830円)、3時間で16.95ドル。
R2-D2ジェットは、ウォルト・ディズニー・ジャパンと締結したスター・ウォーズブランドを活用する契約に基づくもの。ANAは、2020年3月までの5年間「STAR WARSプロジェクト」を展開する。
スター・ウォーズの特別塗装機は、R2-D2ジェットを含む3機。12月18日公開の新たな3部作の1作目『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』に登場する新キャラクタ-、「BB-8」を機体全体にデザインした、ボーイング777-300ER型機の国際線仕様機「BB-8 ANA JET」と、BB-8に加えて映画に登場するロボット「R2-D2」を描いた、767-300ERの国内線仕様機「STAR WARS ANA JET」が登場する。
BB-8ジェットは2016年3月から北米路線を中心とする国際線で、STAR WARSジェットは今年11月から国内線での運航を予定している。ANAは国際線事業の強化を進めており、同プロジェクトを通じて、ANAブランドの世界的な認知度向上や他社との差別化を進める。
ボーイングのエバレット工場で公開された特別塗装機は、787-9の国際線仕様機。映画に登場するロボット「R2-D2」を、通常塗装の2倍にあたる10日間掛け、ペイントで機体全体に描いた。塗装が終わったのは、式典前日の11日夜だった。
ロールアウトしたR2-D2ジェットは、これから内装作業などを行い、機体の引き渡しは9月末を予定。羽田空港へ到着するのは10月初旬となる見込みで、羽田発着の遊覧飛行を10月17日に実施。翌18日の羽田発バンクーバー行きNH116便から国際線定期便に就航する。
北米はサンノゼとシアトル、欧州はミュンヘンとパリへ
その後はバンクーバーのほか、北米はサンノゼとシアトル、欧州はミュンヘンとパリ、ブリュッセルへ就航し、オーストラリアのシドニーや中国の北京、インドネシアのジャカルタなどへも運航する。
10月17日に実施する遊覧フライトは、9月18日まで特設サイトで参加者を募集。同サイトに写真を投稿するか、マイレージ会員であれば応募でき、写真投稿では39人、マイレージ会員向けでは25組50人をそれぞれ招待する。
座席数は3クラス215席で、ビジネスクラス48席とプレミアムエコノミークラス21席、エコノミークラス146席。787-8の国際線長距離仕様の169席(ビジネス46席、プレミアムエコノミー21席、エコノミー102席)よりも46席増え、貨物も約1.2倍搭載できる。
エンジンは英ロールス・ロイス製トレント1000-K2で、出力は3万3480キログラム。787-9の国内線仕様機用トレント1000-A2(出力2万8940キログラム)と比べ、出力が増加している。航続距離は787-8の国際線仕様機より160キロメートル伸び、1万4960キロメートルとなっている。
ビジネスクラスのシートはスタッガード配列で、787-8では1列ごとに1席-1席-1席配列と1席-2席-1席配列が交互に配されていたが、787-9は1席-2席-1席配列に統一された。
全クラス共通の新サービスとして、各席の個人用モニターでテレビ番組をリアルタイムに視聴できるサービス「ANA SKY LIVE TV」を初導入。NHKやCNNのニュース番組や、スポーツ番組が無料で見られる。
777や767で提供中の機内インターネット接続サービスも、「ANA WiFi サービス 2」として導入。全クラスで利用できる衛星回線を使ったネット接続サービスで、米パナソニックアビオニクス製のシステムを使用する。同システムは、ボーイングが787用のネット接続システムとして、唯一採用したもの。料金は30分で6.95ドル(約830円)、3時間で16.95ドル。
2020年までの5年間「STAR WARSプロジェクト」を展開
R2-D2ジェットは、ウォルト・ディズニー・ジャパンと締結したスター・ウォーズブランドを活用する契約に基づくもの。ANAは、2020年3月までの5年間「STAR WARSプロジェクト」を展開する。
スター・ウォーズの特別塗装機は、R2-D2ジェットを含む3機。12月18日公開の新たな3部作の1作目『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』に登場する新キャラクタ-、「BB-8」を機体全体にデザインした、ボーイング777-300ER型機の国際線仕様機「BB-8 ANA JET」と、BB-8に加えて映画に登場するロボット「R2-D2」を描いた、767-300ERの国内線仕様機「STAR WARS ANA JET」が登場する。
BB-8ジェットは2016年3月から北米路線を中心とする国際線で、STAR WARSジェットは今年11月から国内線での運航を予定している。ANAは国際線事業の強化を進めており、同プロジェクトを通じて、ANAブランドの世界的な認知度向上や他社との差別化を進める。