通勤中も目立たず眠れる仮眠クッション
首都大学東京の寺澤直道大学院生と沼野未樹大学院生らは、通勤中に頭を安定させて眠れる「NAPPER(ナッパー)」を開発した。リュックの肩ベルトにクッションを取り付け、リュックを抱えてクッションに顎を載せる。首に巻く枕よりも目立たずに使えるという。学生主体で開発したため、実用化は未定。クラウドファンディングなどでニーズを探っていく。
電車やバスの通勤中に仮眠を取るために利用する。リュックの上にクッションを付け、顎を載せて首が揺れないように支える。目覚まし機能として頬の冷却機能を備えた。電気で加熱冷却できるペルチェ素子を2枚搭載した。アラームのように周囲に音が漏れない。
現在はコンセプト検証の段階。電車でナッパーを使って寝ても目立たないことは確認できた。まだタイマー機能はなく、電池や制御ボードなども大きい。今後ニーズを確かめ、スマートフォンとの連携やタイマー機能などを追加していく。