中国「対日感情」が改善?よく利用するレストランで韓国を逆転

ジェトロ調査、訪日客もは1―7月で14年の年間上回る

訪日中国人
 中国人の対日感情が改善している。日本貿易振興機構(ジェトロ)の各種調査によると、尖閣諸島問題が日本製品の買い控えに「影響を与えている」と答えた割合は、2013年に7割だったが、今回の調査では5割に減少。「よく購入する輸入食品」では日本産が米国産を抜いて1位になった。政治関係の改善に加え、訪日中国人が増加し、日本に好感を持つ層が増えている。

 12年秋の尖閣問題が日本製品の購買行動に影響を与えるかを聞いた質問では、「やや影響している」「とても影響している」の回答が、13年8月時点の70・4%から15年7月は49・6%に低下した。

 「よく購入する輸入食品」の原産国では14年12月には米国産が50・9%、日本産が42・2%だったが、15年7月には日本産が53・5%、米国産が44・3%と逆転。「よく利用するレストラン」も、韓国料理が31・3%から33・3%だったのに比べて、日本料理が28・4%から36・4%に上昇し、韓国料理と順位が入れ替わった。

 ジェトロは対日感情が改善している背景として、訪日中国人が過去最高のペースで増えていることを指摘する。14年は前年比1・8倍の241万人に増加し、15年は1―7月で276万人と、すでに14年実績を上回った。訪日を機会に“日本ファン”となり現地の日本料理店に通う―。観光客の増加が、日中関係の改善に一役買っているようだ。

日刊工業新聞2015年09月10日 国際面

COMMENT

村上毅
編集局第一産業部
デスク

中国人の日本への意識は、都市部と地方など中国国内でも違うのかなと思う。

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