定着阻止!政府、ヒアリの対応強化

 毒性の強い特定外来生物「ヒアリ」が東京港青海埠頭(ふとう)から拡散した恐れがあることを受け、政府は21日、首相官邸で関係閣僚会議を開いた。菅義偉官房長官(写真左端)は「これまでの事例とは次元の異なる事態の発生が確認された。わが国への定着を阻止するため、政府一丸となって取り組む」と述べた。

 会議では、周辺に飛び立った女王アリが巣を作って定着するのを防ぐため、埠頭内全域に殺虫餌を設置するほか、周囲2キロメートル圏外の公園なども含め、ヒアリの有無を調べる方針を確認。全国の65港湾で調査状況を点検し、追加対応が必要な場合は11月までに講じることも決めた。

 ヒアリは2017年6月に国内で初めて見つかって以降、全国で45事例が確認されている。ただ、今月東京港で見つかったケースでは繁殖可能な女王アリが50匹以上と多く、一部が周辺に飛び立った可能性が高い。

日刊工業新聞2019年10月22日

  

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