【今週のリケジョ】バーミキュライトに興味持たれるように

双日・花岡範子さん

使い捨てカイロの保水材や培養土、耐火材料などで用いる天然鉱石のバーミキュライト。双日の花岡範子さん(28)は、この素材の新規用途の開拓に向き合う日々だ。8月には南アフリカ共和国へ出張し、採掘現場に足を運んだ。「もっと勉強し、バーミキュライトへ興味を持たれるようにしたい」と決意する。

 岡山県の出身です。中学生のころ、総合学習のテーマとして化粧品の成分に関して調べたことが面白くて、理系を選びました。名古屋大学大学院工学研究科では、(温度と湿度を個別に制御する)デシカント技術の研究に取り組みました。

 室内を調湿して冷暖房の負荷削減を目指す実験ですが、エネルギーや資源に興味を持つきっかけになりました。今でも深い専門知識がない分野であっても、単位や物性値の概念など、理系の「感覚」が役立っていると感じることがあります。

 2016年、双日に入社しました。就職活動の時に面会した社員の方々が仕事に対して熱い人が多く、いろいろなことにチャレンジできることが魅力に感じられました。

 当社は、南アフリカ共和国のパラボラマイニングカンパニー(PMC)の対日総代理店として40年以上にわたってPMCのバーミキュライトの原石を、日本のお客さまに販売しています。供給するPMCのバーミキュライトは日本市場の約4割を占めます。私はオーダー管理のほか、双日の100%子会社で、バーミキュライト焼成・販売会社のベルミテック(群馬県高崎市)と連携した事業戦略を進めています。新規用途の開拓もテーマで、土壌の改良や耐火材を中心に新たな需要をつくっていきたいですね。

 サンリオのキャラクターが好きです。銀座のショップでグッズを買ったり、仕事の持ち物にも使ったりしています。(文=浅海宏規、写真=成田麻珠)

日刊工業新聞2019年10月21日

  

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