松屋、紳士服売り場を15年ぶりに改装
職人一人ですべて縫い上げる丸縫い既成スーツも
松屋は6億円を投じ、松屋銀座の紳士フロアを15年ぶりに大幅改装した。オリジナルブランド「アトリエメイド」の売り場では、30年以上前に作られたヴィンテージの生地やボタンを使ったスーツ、ジャケットのパターンオーダーを始めた。改装面積はフロア全体の75%で、同フロアの年間売上高で2015年2月期比1・2倍の55億円を目指す。
生地などは同社バイヤーの宮崎俊一さん(写真左)が直接買い付けし、中心価格帯は消費税抜きで8万―9万円に抑えた。「年代物の高級生地と、現在のトレンドや技術を融合した」(宮崎さん)という。売り場面積は従来比約4倍の66平方メートルに拡張。職人一人が縫い上げる「丸縫い既製スーツ」や雑貨とともに提案する。
日本のモノづくりを表現するコーナーとして、革製品の実演販売コーナーも設置。「お客さんと職人が交流し、双方にメリットがある」(古屋毅彦本店長)としている。改装の背景には景気回復による紳士服・用品の需要増がある。日本百貨店協会によると全国百貨店の紳士服・用品の7月売上高は前年同月比1・7%増となった。
生地などは同社バイヤーの宮崎俊一さん(写真左)が直接買い付けし、中心価格帯は消費税抜きで8万―9万円に抑えた。「年代物の高級生地と、現在のトレンドや技術を融合した」(宮崎さん)という。売り場面積は従来比約4倍の66平方メートルに拡張。職人一人が縫い上げる「丸縫い既製スーツ」や雑貨とともに提案する。
日本のモノづくりを表現するコーナーとして、革製品の実演販売コーナーも設置。「お客さんと職人が交流し、双方にメリットがある」(古屋毅彦本店長)としている。改装の背景には景気回復による紳士服・用品の需要増がある。日本百貨店協会によると全国百貨店の紳士服・用品の7月売上高は前年同月比1・7%増となった。
2015年09月07日 建設・エネルギー・生活