重労働な「飲食店の食器洗い」、ロボットに任せて

コネクテッドロボなどが共同開発

 コネクテッドロボティクス(東京都小金井市、沢登哲也社長、03・4520・5786)は、飲食店や大型施設のバックヤードで行われている食器洗いの一連の作業を自動化するロボット食洗システムをホシザキ、タニコー(同品川区)の2社と、それぞれ共同開発した。外食業界における、人手不足や軽労化のニーズに対応する。

 ホシザキと共同開発の食洗システムは開閉ドアのついたホシザキの食器洗浄機と、ハンドリングロボットを組み合わせた。大小の皿に加え、透明なグラスもカメラで識別できるのが特徴。汚れた皿が運ばれてくるとロボットが吸着ハンドでつかんで1枚ずつ浸水槽に入れ、米飯などの汚れを落としやすくする。

 洗浄を終えた皿がラックにたまり、重くなるとロボットがハンドで押し出し、前方の収納棚へ送る仕組み。皿がたまったラックの重量は10キログラム近くになるため、女性や高齢者には重労働。「ロボットは可搬重量10キログラムのハイパワー機種を使用した」(コネクテッドロボティクスの佐藤泰樹取締役)という。

 タニコーとの食洗システムも、同社の食器洗浄機との組み合わせ型。汚れた皿をベルトコンベヤーで洗浄機に送り込む前に、ロボットが大小の皿を識別し、それぞれの洗浄ラインに振り分ける。「単純作業だが、人を1人張り付ける必要があり、省人化を狙った」(同)という。どちらのシステムも今後、ホテルなどの実店舗で実証試験を行い、商品化を探っていく考えだ。

日刊工業新聞2019年10月1日

  

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