お笑い・童謡コンサートが認知症患者の脳刺激に
トッパン・フォームズは慶応義塾大学理工学部の満倉研究室や電通サイエンスジャム(東京都港区)と共同で実施した実証実験で、認知症に対するお笑いや童謡による感性刺激の効果を確認した。調査結果は、認知症患者と家族や介護者とのコミュニケーション改善に役立つシステムの構築に役立てる。
実験では、認知症患者20人が脳波計測装置を装着してお笑い芸人のパフォーマンスや童謡のステージを観賞。満倉研究室が監修したアルゴリズムを用いて、各参加者の高揚感やストレス度の変化を確認した。
お笑いに対しては高揚感が平均28・9%上昇、ストレス度は同4・8%低下した。童謡のコンサートに対しては高揚感が同15・1%上昇、ストレス度は同7・5%低下した。トッパン・フォームズによると、症状の段階にかかわらず同様の傾向が確認された。
実験では、認知症患者20人が脳波計測装置を装着してお笑い芸人のパフォーマンスや童謡のステージを観賞。満倉研究室が監修したアルゴリズムを用いて、各参加者の高揚感やストレス度の変化を確認した。
お笑いに対しては高揚感が平均28・9%上昇、ストレス度は同4・8%低下した。童謡のコンサートに対しては高揚感が同15・1%上昇、ストレス度は同7・5%低下した。トッパン・フォームズによると、症状の段階にかかわらず同様の傾向が確認された。
日刊工業新聞2019年9月20日