環境配慮機運の後押し受ける「植物由来レジ袋」

福助がスーパー向けシェア40%目指す

 福助工業(愛媛県四国中央市、井上雄次社長、0896・24・1111)は、植物由来樹脂「バイオレフィン」を用いたレジ袋事業を強化する。同社はスーパーマーケット向け植物由来樹脂のレジ袋でシェア20%を持ち、これを早期に30―40%に引き上げることを目指す。併せてコンビニエンスストアやドラッグストア、ホームセンターを開拓する。3―5年後をめどに微生物での分解が可能な新タイプも投入する。

 スーパーなどでレジ袋の有料化が進み、環境に配慮した原料や品質に見直されていることを背景に、顧客を現在の77社の約3700店舗から拡大する。バイオレフィンはサトウキビから砂糖をつくる時に抽出される副生成物の廃糖蜜が原料。コストに応じ10―100%用い、残りは従来主力で石油由来のポリエチレンを混ぜる。

 現在は生分解性ではないため焼却処分が必要だが、原料のサトウキビの育成過程で二酸化炭素(CO2)を吸収するため、100%用いた場合はCO2排出量を65%削減した計算になる。

 今後、海洋微生物や地中微生物で分解可能なレジ袋も投入し顧客を開拓する。

 春から官公庁舎内ではバイオマス素材10%以上用いたレジ袋が義務化された。バイオマス素材を用いた包材の国内利用量が現在の年間7万トンから30年には200万トンに拡大するとみられる。

日刊工業新聞2019年9月18日

  

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