カメラの顔認識防ぐプライバシー保護眼鏡―SNS公開防ぐ
情報学研「プライバシーバイザー」
国立情報学研究所の越前功教授らは、カメラなどによる顔認識を防ぎ、プライバシーを保護する眼鏡型装着具「プライバシーバイザー」を開発した。眼鏡資材販売を手がけるニッセイ(福井県鯖江市、白崎武健社長、0778・52・5615)と協力し、プライバシーを守る眼鏡として商品化する。
プライバシーバイザーは、他人の携帯電話のカメラなどで撮影され、本人が意図せずに偶然写り込んだ写真が参加交流型サイト(SNS)などに投稿されるのを防ぐ装着具。このような写真がSNSに公開されると、「誰がいつどこにいたか」という個人情報が、不特定多数に流出する恐れがある。
顔面に明暗をつくる可視光を反射・吸収する素材をバイザーに貼付。目の周りの明暗の特徴をなくし、カメラによる顔検出を行いにくくする。眼鏡のように装着するだけでよく、顔を隠したりする従来法に対して、視覚やコミュニケーションに影響を与えない。
ニッセイの強みであるチタンを使ったフレームを採用。軽く高強度であるチタンの特性を生かし、普通の眼鏡に比べて湾曲を強くして作り込んだ。
プライバシーバイザーは、他人の携帯電話のカメラなどで撮影され、本人が意図せずに偶然写り込んだ写真が参加交流型サイト(SNS)などに投稿されるのを防ぐ装着具。このような写真がSNSに公開されると、「誰がいつどこにいたか」という個人情報が、不特定多数に流出する恐れがある。
顔面に明暗をつくる可視光を反射・吸収する素材をバイザーに貼付。目の周りの明暗の特徴をなくし、カメラによる顔検出を行いにくくする。眼鏡のように装着するだけでよく、顔を隠したりする従来法に対して、視覚やコミュニケーションに影響を与えない。
ニッセイの強みであるチタンを使ったフレームを採用。軽く高強度であるチタンの特性を生かし、普通の眼鏡に比べて湾曲を強くして作り込んだ。
日刊工業新聞2015年09月01日 科学技術・大学面