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太陽光パネルの出荷が急ブレーキ。堅調なはずの住宅、ミドルソーラーが失速

太陽光発電協会まとめ
太陽光パネルの出荷が急ブレーキ。堅調なはずの住宅、ミドルソーラーが失速

7月に稼働したメガソーラー(北海道厚真町)

 太陽光発電協会がまとめた2015年4―6月期の太陽光パネルの出荷統計によると国内出荷量は前年同期比14%減の161万キロワットだった。四半期ベースの減少は2期連続。堅調と思われていた住宅用と中・小規模発電所(ミドルソーラー)向けの落ち込みが響いた。12年の固定価格買い取り制度開始後から始まった太陽光ブームに陰りがみえ、出荷は減少局面に入った。

 前期(1―3月)比では40%減と失速した。4―6月期の住宅用は前年同期比17%減の41万キロワット。住宅用以外は同14%減の119万キロワットで、内訳をみると出力500キロワット未満の中・小規模発電所向けが同23%減と足を引っ張った。大規模太陽光発電所(メガソーラー)を含む出力500キロワット以上の発電事業向けは同3%減と安定していた。
日刊工業新聞2015年09月01日 建設・エネルギー・生活1掲載記事に加筆
松木喬
松木喬 Matsuki Takashi 編集局第二産業部 編集委員
メガソーラー向けが減っても、住宅、ビル・工場などの屋根に設置するミドルソーラーは堅調は推移すると思われています。今回の減少は一時的なものなのか。過渡期なのか、市場動向の見極めが難しくなっています。

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