近未来の渋滞、AIはどこまで予測できるか

NTTデータが実証実験

 NTTデータは、エムティーアイ(東京都新宿区)が運営する交通情報総合アプリ「乗換MAPナビ」に人工知能(AI)を活用した近未来渋滞予測情報を提供した。両社で12月末まで近未来渋滞予測の実証実験(PoC)を行う。まずは高速道路向けに30分後と60分後の渋滞予測情報を表示。同アプリの利用者が渋滞を避け快適に移動できるかを確かめる。2020年度には予測情報の提供範囲を一般道路に拡大する方針だ。

 乗換MAPナビは乗り換え案内や地図、時刻表、ルート検索などを提供する無料のアプリケーション(応用ソフト)。NTTデータは、道路交通情報通信システム(VICS)による最新の道路状況を活用したAI渋滞予測情報を同アプリに提供する。渋滞予測情報は道路状況と渋滞の関連性をAIが学習し、パターン化したもの。5分おきにその時点から30分後、60分後の渋滞を予測する。PoCでは、アンドロイド版の同アプリを使用する全ての利用者に提供し、評価を集める。

 従来の渋滞予測情報は、過去の道路状況や渋滞情報に基づいて利用者にルートを提供していたため、突発的に発生する事故や最新の道路規制を反映できていなかった。今後は天気や自動車から送られる位置情報、ユーザーの行動傾向などをAIで分析し、一人ひとりに合ったサービスの提供も目指す。

日刊工業新聞2019年8月21日

  

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