ANAHD社長、五輪見据え次期経営計画は5カ年で。話題の「A380」導入は?
「スカイマークの件で機材を選ぶことはない。長期ビジョンで飛行機は必要」(片野坂社長)
ANAホールディングスの片野坂真哉社長は8月25日、2016年1月に発表を予定している次期中期経営計画について、5カ年計画を検討していることを明らかにした。
片野坂社長は「これまでは3年だったが、東京オリンピックに向けて5カ年計画で行こうと思う」とAviation Wireに語り、訪日需要の大幅な増加が見込まれる東京オリンピックに焦点を合わせる考えを示した。
一方、スカイマーク(SKY)の再生支援を進める中で、エアバスとの間で3機程度導入する方向で交渉が進んでいるとみられる、総二階建ての超大型機A380型機については、「スカイマークの件で機材を選ぶことはない」と述べた上で、「長期ビジョンで飛行機は必要」と語った。
ANAHDは今年1月30日に発表した2014-16年度中期経営計画のローリングプラン(改訂版)で、連結売上高を現在の約1.4倍にあたる2兆5000億円規模へ拡大し、営業利益は2000億円規模を目指すとしている。
国際線は、2016年度に同社では初めて提供座席数を国内線と同等にする見込み。2025年度には、国際線の売上高を2015年度比1.5倍に拡大し、国内線を逆転する計画を進めている。路線については、北米大陸ではメキシコへの就航を検討。長期では現在の空白地帯である南米やアフリカ、中央アジアへの就航を検討する。
国際線用機材のうち、欧米など長距離路線用には現在のボーイング777-300ER型機の後継となる777-9Xを、2014年7月31日に20機発注済み。2021年度から2027年度にかけて受領する見通し。
片野坂社長は「これまでは3年だったが、東京オリンピックに向けて5カ年計画で行こうと思う」とAviation Wireに語り、訪日需要の大幅な増加が見込まれる東京オリンピックに焦点を合わせる考えを示した。
一方、スカイマーク(SKY)の再生支援を進める中で、エアバスとの間で3機程度導入する方向で交渉が進んでいるとみられる、総二階建ての超大型機A380型機については、「スカイマークの件で機材を選ぶことはない」と述べた上で、「長期ビジョンで飛行機は必要」と語った。
ANAHDは今年1月30日に発表した2014-16年度中期経営計画のローリングプラン(改訂版)で、連結売上高を現在の約1.4倍にあたる2兆5000億円規模へ拡大し、営業利益は2000億円規模を目指すとしている。
国際線は、2016年度に同社では初めて提供座席数を国内線と同等にする見込み。2025年度には、国際線の売上高を2015年度比1.5倍に拡大し、国内線を逆転する計画を進めている。路線については、北米大陸ではメキシコへの就航を検討。長期では現在の空白地帯である南米やアフリカ、中央アジアへの就航を検討する。
国際線用機材のうち、欧米など長距離路線用には現在のボーイング777-300ER型機の後継となる777-9Xを、2014年7月31日に20機発注済み。2021年度から2027年度にかけて受領する見通し。