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部下が有休取得 → 組織長に加点!三菱ケミカルが働き方改革

2020年4月から就業時間中の全面禁煙も
 三菱ケミカルは2019年度から、部下がどれくらい有給休暇を取得したかを組織長の評価に加味する。同社は職場のあるべき姿の実現に向け30の宣言「三菱ケミカルは決めました」を策定し、その中に盛り込んだ。全員が長期休暇を取得しつつ業務を円滑化するには、職場内の会話がカギ。組織長にコミュニケーションの推進役となってもらう狙い。

 「部下に有給休暇をしっかり取得させた組織長には、その要素も加味した評価や認知を実施します」と宣言し、加点評価する。従業員が能力を発揮しやすい職場づくりは、管理職の重要な役目となる。男性の育児休職や時短勤務取得率の向上にもつながる。

 このほか30の宣言には「製造現場の社員もしっかり休める要員配置の見直し」「製造現場のトイレの改善」「『休日メール』の禁止」などをまとめた。最近では宣言の「受動喫煙防止対策の徹底」に向け、20年4月から国内で就業時間内の全面禁煙を決めた。

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日刊工業新聞2019年6月19日(化学・金属・繊維)

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