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九州工業大学で無人店舗の実証実験始まる

九州工業大学で無人店舗の実証実験始まる

店舗外のカメラが顔を認証するとドアが開く

 QTnet(福岡市中央区、岩崎和人社長、092・981・7575)は、九州工業大学戸畑キャンパス(北九州市戸畑区)に飲食料品を販売する無人店舗の実証実験を始めた。無人店舗の開設は同社初。人工知能(AI)や画像認識技術を使って無人やキャッシュレスなどによる店舗運営のノウハウを蓄積、今後の事業化につなげる。商品は同大学の生協が販売。同大学は他キャンパスにも店舗を拡大する計画。

 無人店舗の敷地面積は約13平方メートル。入退店ではカメラに顔を向けるか学生・職員証をかざすとドアが開く。商品は識別レジに置くと金額が表示され、生協の代金前払いカード(プリペイドカード)で決済する。

 営業時間は当面9時半―18時で、軌道に乗れば24時間営業に切り替える。商品は飲料や菓子など70点程度で始め、将来は弁当や冷凍食品も検討する。岩崎社長は「通信事業者として将来のソリューションをつくる。画像認識技術でどのようなことができるのか、可能性を試してみたい」と期待する。
日刊工業新聞2019年6月7日

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