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西武池袋本店 “プレママ”の声を売り場に

助産師さんが交代で相談。ファンづくりの一環
 そごう・西武の西武池袋本店で、助産師資格者が妊婦や乳児を持つ女性の相談に応じる「プレママステーション」の相談件数が5年間で9000件を超えた。相談内容を売り場運営に反映したり、同店のファン作りにつなげたりと活用している。

 同ステーションでは、助産師資格者6人が交代で、離乳食や発育、育児用品などに関する相談に応えている。気軽に立ち寄ることができ、専門性の高い接客が可能な点が特徴。妊娠時に相談で来た人が出産後に再訪問したり、店舗のファンになって節句人形やランドセルを購入したりといった動きも見られるという。「仲間作りをしたい」という声に応え、月1回、5人程度の参加者が助産師を囲んで情報交換する「プレママサロン」も開いている。

 同店は2010年に子ども用品売り場をリニューアルし、同ステーションを設けた。靴コーナーには、幼児子ども専門のシューフィッターら8人の専門人材を配置している。14年9月からは、西武鉄道沿線の保育所に出向いて足の計測会を開き、店外での顧客開拓にも取り組んでいる。
日刊工業新聞2015年08月21日 建設・エネルギー・生活面
明豊
明豊 Ake Yutaka 取締役デジタルメディア事業担当
「プレママ」という言葉を使ったビジネスが出てきているが、「妊婦さん」じゃなかなか新しいこと打ち出せないんだろう。やっているサービスは昔とさして変わらないんだろうけど。

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