【今週のリケジョ】“命を救う”診断薬つくる
アボットジャパンの・李川(りせん)さん
アボットジャパンの李川さん(31)は、診断薬の研究・開発に携わる。病気を治す治療薬とは異なり、診断薬は治療の方針を決める際に重要な役割を担う。検査の重要性は増しており「ミッションは“命を救う”診断薬をつくること。病気を正確に、迅速に、検出できる診断薬を開発したい」と目を輝かせる。
星薬科大学大学院薬学研究科を修了しました。中国の大学で食品科学を専攻し、高齢化が進む日本で高い技術を学びたいと思い、来日しました。アボットに入社した一番の理由はグローバル企業であるということ。世界を舞台に活躍できると思いました。当初は診断薬について詳しく知らなかったのですが、「正しい診断ができれば治療に生かしていける」と、今では診断薬が重要な役割を担っていると信じています。入社して2年あまり。周囲のサポートを得て、あっという間に過ぎました。
研究・開発では毎日実験をします。すぐに成功することはなく、失敗や思うようにいかないことが多くあります。がっかりして、心が折れそうになることも。そういう時は周囲と話し合います。新しいアイデアが浮かび、気持ちの切り替えにもなります。週末はひと休み。新しくオープンしたところへ出かけたりして、新しい空気を吸い、リフレッシュします。
アボットは診断薬・診断機器をはじめ、医療機器、栄養剤などのグローバルリーダーです。世界で事業を展開しています。私もいずれ世界で活躍したい。日本で開発したものを世界に発信したいと願います。
アボットのブランドメッセージは「life.to the fullest.」。人々が人生のあらゆるステージで最高の人生を送れるようにサポートする。健康問題を改善し、最高の人生を支えられるようになりたいです。
(文=村上毅、写真=成田麻珠)
最高の人生 支える存在に
星薬科大学大学院薬学研究科を修了しました。中国の大学で食品科学を専攻し、高齢化が進む日本で高い技術を学びたいと思い、来日しました。アボットに入社した一番の理由はグローバル企業であるということ。世界を舞台に活躍できると思いました。当初は診断薬について詳しく知らなかったのですが、「正しい診断ができれば治療に生かしていける」と、今では診断薬が重要な役割を担っていると信じています。入社して2年あまり。周囲のサポートを得て、あっという間に過ぎました。
研究・開発では毎日実験をします。すぐに成功することはなく、失敗や思うようにいかないことが多くあります。がっかりして、心が折れそうになることも。そういう時は周囲と話し合います。新しいアイデアが浮かび、気持ちの切り替えにもなります。週末はひと休み。新しくオープンしたところへ出かけたりして、新しい空気を吸い、リフレッシュします。
アボットは診断薬・診断機器をはじめ、医療機器、栄養剤などのグローバルリーダーです。世界で事業を展開しています。私もいずれ世界で活躍したい。日本で開発したものを世界に発信したいと願います。
アボットのブランドメッセージは「life.to the fullest.」。人々が人生のあらゆるステージで最高の人生を送れるようにサポートする。健康問題を改善し、最高の人生を支えられるようになりたいです。
(文=村上毅、写真=成田麻珠)
日刊工業新聞2019年6月3日