ドラッグストア、オムニ競う

マツモトキヨシ・クリエイトSDが利便性高め固定客拡大へ

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都内のマツモトキヨシ店舗
 ドラッグストア大手がオムニチャンネル化に本格的に取り組み始めている。マツモトキヨシホールディングス(HD)がウェブサイト上からの店頭在庫を確認したり、店頭で商品取り寄せができるなどという仕組みを構築。クリエイトSDホールディングスもEC関連事業の組織を再編し、店舗補完機能の強化に動きだした。ドラッグは今後店舗数の増加に伴い小商圏化が急ピッチで進み、コンビニとの競争も激化が予想される。オムニ化で買い物の利便性を高め固定客の拡大を図る。
 
 マツキヨHDでは実店舗とサイト会員のポイント統合などとともに、ドラッグストアでは初めて店頭の在庫や価格をサイト上で確認できるようにした。サイトを閲覧した顧客は店舗に出向かなくても欲しい商品の在庫が確認でき、利便性が向上する。しかも、商品の取り置きや取り寄せサービスも首都圏の一部店舗で先行的に開始。今後は約1500店の店舗に順次拡大する。

 クリエイトSDは昨年のサイト開設以降、ネットで注文し店頭で受け取れる機能を備えていたが、このほどサイトの店舗補完機能を強化するため組織を再編した。サイトで販売する「EC」、売り場にない商品を取り寄せる「特注」、服薬指導などを行う介護施設・医療機関への「宅配」の各機能を一つの組織に集約。有機的に店舗を補完できる体制を構築した。今後は店舗にタブレット端末を設置し、店頭にない商品の注文受け付けの実験も始める見通しだ。

 同業ばかりでなく、コンビニや食品スーパーなど競合店の増加などで、ドラッグストア店舗の商圏が小商圏化する。これに伴い、手軽にネットで商品を買えて受け取れる、欲しい商品がない場合はネットで簡単に取り寄せられるなどの機能を強化し、リピート率を高める戦略といえそうだ。

日刊工業新聞2015年08月21日 建設・エネルギー・生活面

COMMENT

オムニ化の取り組みはセブン&アイ・ホールディングスだけではありません。ドラッグストアも着々と布石を打っています。今後、ドラッグストアは店舗数の増加、コンビニとの競争などで小商圏で顧客囲い込みが課題となりそうです。ネットと実店舗を結びつけるオムニ戦略はやはり必須でしょうか。

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