シャープ・戴会長兼社長、「会長職」は2年延長で「社長」は来年交代!?
シャープの戴正呉会長兼社長が2022年3月期まで会長を続投する意向を明らかにした。これまで20年3月期まで会長職を続けるとしていたが、2年延長する。親会社の台湾・鴻海精密工業の郭台銘会長が台湾総統選に出馬表明する中、シャープの再建に注力する。社長については従来通り、20年3月期まで務めて後継者へ譲る考えも示した。
戴会長は次期社長候補について日本人を想定する。共同CEO(最高経営責任者)の野村勝明副社長、石田佳久副社長に一部委譲していた決裁権限を、今後は、1億円の予算案件にまで引き上げる。
次期社長候補として有力視されていた高山俊明代表取締役常務執行役員が17日付で退任し、後継者レースは混迷。18年1月以来、戴氏、野村氏、高山氏、石田氏の4人による共同CEO体制を敷いていた。高山氏が退任し、残る3人で共同CEO体制を続ける方針。
戴会長は次期社長候補について日本人を想定する。共同CEO(最高経営責任者)の野村勝明副社長、石田佳久副社長に一部委譲していた決裁権限を、今後は、1億円の予算案件にまで引き上げる。
次期社長候補として有力視されていた高山俊明代表取締役常務執行役員が17日付で退任し、後継者レースは混迷。18年1月以来、戴氏、野村氏、高山氏、石田氏の4人による共同CEO体制を敷いていた。高山氏が退任し、残る3人で共同CEO体制を続ける方針。
日刊工業新聞2019年5月27日