光をほぼ100%吸収する「究極の暗黒シート」の使い道
産総研などが開発
当たった光をほぼ100%吸収する「究極の暗黒シート」を産業技術総合研究所などのチームが開発した。カメラや映像機器など幅広い応用が期待できるという。論文は16日までに英王立化学会の専門誌に掲載された。
光を完全に吸収する素材を作るのは難しく、通常の塗装などの吸収率は97%程度。産総研はカーボンナノチューブを使った素材で吸収率99・9%を実現していたが、耐久性などの面で実用化は難しかった。
開発したのは、産総研応用放射計測研究グループの雨宮邦招グループ長と、量子科学技術研究開発機構高崎量子応用研究所の越川博主任研究員らのチーム。
光を完全に吸収する素材を作るのは難しく、通常の塗装などの吸収率は97%程度。産総研はカーボンナノチューブを使った素材で吸収率99・9%を実現していたが、耐久性などの面で実用化は難しかった。
開発したのは、産総研応用放射計測研究グループの雨宮邦招グループ長と、量子科学技術研究開発機構高崎量子応用研究所の越川博主任研究員らのチーム。
日刊工業新聞2019年5月17日(科学技術・大学)